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見せかけの微笑み-躁的防衛

 協調性があって明るい人柄が、好まれるなどといわれます。すると、おとなしい人、生真面目な人、思慮深い人などは、自分の性格は取っときにくいのではないかと悩むこともあるでしょう。そこで、人前に立つときは、笑顔を繕って、内面の苦悩など見せないというスタイルを取ることも少なくありません。
 当然のことながら、人はいつでも良い気分でいられるわけではありません。そうした時にも、笑顔の仮面をかぶり続けるのですから、疲れます。妙にはしゃいだり、その明るさに不自然さが伴うような場合、それは躁的防衛かもしれません。周囲に、あるいは、特定の誰かに受け入れられたいがための演出なのです。明るさの演出ばかりでなく、周囲の期待に応えようと、無理を押して働くことも多いものです。

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失恋や愛する人との死別など、大きな喪失体験をして絶望のどん底にいるとき、その絶望が大きすぎて、このままでは他者に受け入れられないと考え、平静を装うことはありがちなことです。自分の自然な感情を隠すことで、自分を守ろうとしているのです。
 周囲がそうと察してくれる場合はよいのですが、そうでない場合、必ずしも願った結果が得られるとは限りません。何一つ悩み事のないお気楽な人と思われたり、自己主張しない従順な人なので使いやすいと狙われて、調和どころか不当に扱われないとも限らないのです。
 協調性があって明るい人柄は、好まれるかもしれません。ですが、辛いときにまでそれを隠して、明るさを演じなければ一緒にいられない友人なら、友人とは言えません。自分を隠して、笑顔で懸命に働くことでしか続かない関係なら、素直な感情を出して、終わらせた方が良いのかもしれません。少なくとも、苦しさからは解放されます。
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