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信頼を裏切られるとき

 この人だけは、決して私を見捨てない。そんなふうに信頼していた相手に去っていかれたら、ひどい人だ、絶対許せない!!と怒りがこみ上げてくるかもしれません。もう誰も信じない、あるいは、もう二度と恋なんてしない、と全ての人類に不信感を強めてしまう人もいるかもしれません。

 信じていた人に裏切られたと嘆いている人は、何を信じていたのでしょうか? 期待通りの行動をしてくれるだろう、自分の思い通りに動いてくれるだろう、その期待に裏切られたのではありませんか?
 この人は私の希望通りに動いてくれるだろう、さらに、そうしてくれて当たり前だ、と思っていませんでしたか?いつも、自分の都合のために動いてくれ、傷ついたときは慰めてくれ、どんな時も味方でいてくれる、そのような人はどこにもいません。人は、状況次第で変わります。人が去っていくには、去っていって当然の状況がそこにあるのです。

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一緒に働いていた仲間が、技術まで持ち逃げする形で去ってしまった。それだけを捉えれば、ひどい話ですが、一緒に働いてきたその人の功績に、充分報いていたでしょうか?日の当たる部分を独り占めしてこなかったでしょうか? 相手が自分に尽くしてくれるように、自分もまた相手の役に立とうという想いを常に抱いていたでしょうか? 信頼しているということばを使えば、相手はそれに応えてくれるはずだと、甘く考えていなかったでしょうか。
 誰もが、自分の必要を満たしてくれる人を必要としています。自分の必要を満たすためだけに、あなたが必要だといってくる人はいりません。身勝手な要求を突きつけ、応えなければ、信頼しているのに裏切られたと怒るような人は、うっとうしいばかりです。
 人を道具のように使うなどといいますが、道具も手入れをしなければ不具合を生じます。使い捨て道具のように使った人材が、消耗するのは当然の成り行きです。裏切られたのではなく、当然の結末が訪れたに他なりません。相手の幸せを思いやれる余裕のあるところに、幸せがやってきます。
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