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モラハラ加害者と発達障害

 モラルハラスメントの加害者になる人には、自己愛性パーソナリティや境界性パーソナリティの特徴と重なる部分が多々あります。
 まず、他者の感情や事情を推測したり、共感することができません。思い至らないがゆえに配慮できないという点で、対人関係において広汎性発達障害と同様の問題が起きがちです。
 自分の楽しみや優越感を満たすために、相手の負担などお構いなしで、要求を押し付ける傾向もあります。相手からの抗議に対しては、ことばを駆使して表面的な感謝や、反省を示すのですが、これからはもう二度とこのようなことがないようにするという約束は、長続きしません。ほとぼりが冷めるころには、元の木阿弥です。
 度重なると、相手は、反省のことばも信用できなくなります。信頼ばかりでなく、自分に対する相手の愛情の無さを疑うようになっていきます。気配りや思いやりは、愛着に基づく想像力ですから、当然のことながら、相手にとって自分はどういう存在なのかという、疑念を持たざるを得ません。
 ただ、被害者を悩ませるのは、この加害者に悪意を見出せないところでしょうか。子供のような無邪気さを感じるばかりです。

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親しき仲にも礼儀あり、などということばは、この人の辞書には無いのでしょう。さほど親しくもないうちから、この人は慣れきった態度で臨んでしまいます。子供がそうであるように。だからこそ、甘えが出やすいといえるかもしれません。
 ただべたべたするばかりでなく、何か他のことで不機嫌になったその気持ちを、押さえず相手に向けてしまう、感情をセーブせず垂れ流してしまう、それも甘えです。相手を道具のように使って、何でもやってもらおうとする、これも甘えです。相手の迷惑を考えるとか、思いやる気持ちが、すっかりなくなってしまっています。
 また、自分の価値を上げるために、常に相手を批判して、相手の価値を貶めていることにも自覚がありません。相手への配慮もしません。傍にいる人が楽しく過ごせるよう配慮するのではなく、自分の都合に合わせて、相手が動いてくれるよう宥めたり脅したりして、思い通りにコントロールしようとします。
 相手の事情や心情に対する洞察力が欠如すると、このような思いやりのない人には何を言っても無駄だと判断されるため、一度ヒビの入った関係性を修復することも困難になります。
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カテゴリ: 発達障害の周辺

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