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いじめられる子

 いじめられやすい子供の印象は、無口でおとなしい、影があって暗い感じ、温厚で怒らない、弱々しい雰囲気、などでしょうか。これらは、傍目に見える特徴で、本人の心理的傾向ではありません。
 いじめは慢性化しやすく、役割が決まってしまうと、抜け出しにくくなるものです。本人も、なぜ相手を攻撃したわけでもないのに、一方的にいじめられなければならないのか解らず、辛い日々を送ります。
 何が、いじめられやすさに繋がっていくのか、その核心にあるものに到達し、自己意識を変えていく必要があると思います。
 いじめは、学校などの固定した閉鎖的な集団の中で起きますが、その原点は家庭環境にあります。いじめられやすい人の心理的特徴は、家庭で育まれるのです。

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いじめられやすい子供は、自己肯定できていません。ありのままの自分をダメだと恥じて、隠したり、別の個性を演じようとしています。親が子供のためだと信じて、子供から自尊心を奪っていることが多々あるのです。
 そればかりではありません。暴力や貧困、親の精神疾患など、親が自分のことで手いっぱいな状態であることもあります。子供は、そうした環境の中で、成長していかねばなりません。
 親が、自分自身やパートナーの個性を受け入れ尊重し、互いに愛情を発信していなければ、その遺伝子を受け継いだ子供を受け入れられません。自分やパートナーに似た子供の個性を非難し、違う個性になれと要求します。この個性で自分は生きづらいから、子供には別な個性になってほしいという願望もあることでしょう。
 ですが、ありのままの自分を否定された子供は、自分を封印するしかありません。自分の性格はダメなんだ、他の人はみんな優れているんだと、自分にも繰り返し言い聞かせながら。
 子供は、世話してくれる親の愛情を疑いません。ですから、親の意見は正しいと信じます。愛情の中に、愛情以外のものが混じりこみ、食べ物に混入した砂粒のように、まずい食事になったと気付くのは、ずっと後のことです。
 自分たちの生活が暗礁に乗り上げている親は、子供に干渉するばかりで、子供を守れません。子供を信頼し、遠くから観守れません。
 子供は、やがて、親から受けた教えを吟味し、不要なものは捨てて、巣立っていきます。自分らしさを受け入れるまで、まだしばらく紆余曲折あるでしょうが、親からの卒業が、第一歩です。
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