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自己愛性パーソナリティ 接し方

 自己愛性パーソナリティの人は、付き合いの浅い頃には魅力的に見えることが多いものです。ポジティブでテンションが高く、明るく、親しみやすく....。ところが、親しくなるにつれ、自己中心的で粗野な部分が目立つようになり、驚きと失望を味わいます。
 自己愛性パーソナリティの人とは、健全な人間関係に必要な、ギブ&テイク、相互扶助といった対等の関係は成り立ちにくいことでしょう。その人の言動にどれほど迷惑しているか、傷ついているかを、思い切って告白して、後悔の念に陥るかもしれません。逆ギレされて収拾がつかなくなったり、簡単に謝ってはくれるものの、全く態度は変わらなかったり.....。
 この人は、こういうふうにしか生きられないのだと、納得しましょう。これまでも、何度も人間関係を壊しながらも、このように生きてきたのですから。
 自己愛性パーソナリティの人と付き合うのは、骨の折れる仕事です。そうまでして付き合いたいのか、それほどたいせつな存在なのか、まず自分の心に問いかけてみましょう。本気で付き合うには、本気の愛情が必要なのです。

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「私を傷つけるような言動はやめてほしい」とお願いしても、うまくいかないでしょう。その願望自体が相手をコントロールしたい要求ですから、相手は嫌な思いをするだけです。関係悪化になってしまいかねません。
 それよりも、相手が不用意に投げつけるボールで怪我をしない距離まで、後退することの方がはるかに有効です。その上で、相手が投げつけてきたボールを叩き返すことも、有意義かもしれません。相手に対して信頼や愛情がなければ、これはできません。信頼と愛情がなければ、表面的な気遣いに終始してしまいがちだからです。
 自己愛性パーソナリティの人は、一見そうは観えませんが小心で、嫉妬深く、負けず嫌いです。こちらの能力が上であると、相手の脅威になり、嫉妬を向けられないとも限りません。ですが、自分の立ち位置がどうであろうとも、常に相手の味方というポジションに立つ事が大事です。本気で心配だからこそ、きついことも言えるのです。そして、相手の状態がどうあろうとも、励ましと労わり、相手の自尊心を満たすことを心掛けましょう。
 尊大で、他者を見下してばかりの自己愛性パーソナリティの人に、温かい眼差しとエールを送り続けるのは、荷の重い仕事です。相手に与える効果を見計らいながらの、小手先だけの不本意な対応では疲れすぎます。愛情がなければ務まりません。
 そして、愛情があれば、やがて見えてきます。その人が胸の中に隠し、目を背けている過去の痛手、挫折の数々が。自己愛性パーソナリティは、生きていくことから生じる哀しみや痛みから目をそらすための、きらびやかで薄っぺらな鎧なのかもしれません。
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