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嫉妬妄想と見捨てられ不安

 嫉妬妄想は、自分のパートナーが、他の異性と親密になるのではないかという恐れから生じます。女性では、閉経を迎えた頃に多く表れます。嫉妬妄想以外に妄想がないのが特徴です。

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五十歳代半ばのその女性は、五十歳を過ぎた辺りから、隣の奥さんが自分の夫に言い寄っていると信じ込むようになりました。
「初対面のときから、彼女の、私の夫に対する態度から、直感でわかりました。それに、彼女はよく外出しています。ご主人の傍に居たくないからこそ、外出するんです。彼女の家庭は崩壊しています。ですから、私の主人を精神的支えにしているのです。」
 その女性の嫉妬妄想は時間とともに薄れることは無く、相手の女性に敵意をほのめかしたり、持続的に陰湿な態度で接し続けました。
 一方で夫には、スキャンダルがこれまで築いてきた地位を崩壊させることを説いて、コントロールに成功しました。夫は、その女性が好意を抱いてくれていると聞かされて、内心まんざらでもなかったのです。そして、それに嫉妬する妻にも、気を良くしました。この時点で、妄想は共有されたのです。
 これに勇気付けられて、彼女は相手の女性に、
「夫と口をきくのは許さない。私にはあなたを虐げる権利がある!」と言い放ったのでした。
 この事態によって、彼らと相手との『現実』認識のズレが表面化しました。実は、夫は、このたおやかな女性に、妻には無い魅力を感じて、職場の悩みなどをたびたび打ち明けていたのでした。妻が疑ったような、彼女の方からの悩みの相談などは一切無かったのです。その女性にとって、彼は精神的に頼れる存在などではなかったのです。
 その女性が頻繁に外出する理由も、彼女の憶測に過ぎません。
 いつも、どこに行くにも、夫につき従う彼女にとって、夫との別行動は、家庭の崩壊以外、考えらないことです。
 彼を精神的支えにしているのも、もちろん彼女です。自分の視点から他者の発言や行動を推測し、それを過信するところから、外界とのずれを修正できなくなっているのです。
 若い頃から彼女はルックスにコンプレックスを持ち、自分はこの男性に値しないのではないかと言う不安を持ちながら結婚していました。一方夫はほどほどに容姿端麗で、そこそこ女性の気を惹くこともうまく、深い関係になった相手はいないまでも、若い頃から彼女をヤキモキさせていました。
 嫉妬妄想の根底には、見捨てられ不安があります。そのために、相手をコントロールし、共依存関係を構築します。相手が「自分のすべて」になっているのです。
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テーマ: 恋愛依存症? | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 妄想性人格障害

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2008/03/20 (Thu) 07:20 | ?Y?kTCgTĂ?