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万能感と他者コントロール

 他人を攻撃するような態度を取ったことのない、逆に攻撃されて悩むことの多い自制心のある人には、攻撃的な人の心理がさっぱり解りません。「なぜ、矢継ぎ早に名指しで命令して、つまらない雑用ばかりやらせようとするのか。こちらだって遊んでいるわけじゃない。忙しく立ち働いているのは、見て解るだろうに。」と、憤懣やるかたない心境にもなります。
 命令ひとつで、他者が自分の言葉通りに動いてくれるなら、思い通りに他人を操れる自分の力に、酔うことができます。酔いたいからこそ、動いてくれそうな対象にターゲットを絞って、矢継ぎ早にその人の名を連呼することになるのです。従順に従ってくれるその人の心に、憤りや憎しみが募ってくることなど、考えもしていないことでしょう。それに思い当たる人は、初めから他者を道具扱いなどしません。

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独善的な上司やパートナー、モラハラに走る人々には、共通点があります。相手との関係性において、閉鎖的な小集団において、優位な立場にいることです。その立場をより強固にするために、いじめとも取れるコントロールが行われます。
 そうならない関係性には、相手への慈愛、思いやりが存在しています。つまり、コントロールを行うものには、倫理観と慈愛の心がありません。支配の快感に酔いしれ、やがて病みつきになっていきます。何らかの成功を収め、傍に苦言を呈してくれる人がいなくなった時、支配の快楽に向けて、暴走は始まります。それは、退行への道でもあります。
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