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許せない人がいるとき

 「許してあげなさい。」他人は、それが正しいことのように、簡単に言ってのけます。あなたの心に突き刺さった太い杭のような憎しみに出会うと、たいていの人は、恐れをなしてしまうのです。過去のフラッシュバックに苦しむあなたの姿に、不穏な思いを募らせるのです。
 また、第三者は、あなたの脇の甘さや不注意にも気付きます。ですから、期待していた共感はもらえず、批判さえされることもあるかもしれません。
 許せない自分は、心の狭い人間なのだ、許さなくては、と、あなたは悩むことでしょう。傷ついた記憶が今も疼いているのに、許さなくてはと思うのは、とても苦しいことです。
 繰り返し、言葉の暴力をふるわれたり、あからさまに無視されたり、過剰な負担を要求されたり、過ちを自分のせいにされたり、それでも怒りを感じない人などいるでしょうか。被害の痛手を抱えた人に、許すことを要求するのは、二次被害といっても過言ではありません。

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許せなくとも、いつまでも根に持っていてもいいではありませんか。許せる機会が来るとすれば、それは、双方の利害の対立がなくなり、同じ立ち位置に立ち、相手のその時の状態も受け入れられるようになり、自分が相手に与えた傷もちゃんと理解でき、申し訳ないという感情と、相手へのいたわりが生じた場合に限られるでしょう。
 たいていの場合、怒りの果てに絶縁した相手とは、絶縁になったまま、周囲への誤解を解く機会も与えられません。時が経ち、忘れてしまったかのように見えても、凍てついたわだかまりは、凍てついたままに、心の奥底に存在し続けます。
 今では冷静になり、その人は、そんなふうにしか、あなたという人に関われなかった、不器用な人だと、なんとなく解るかもしれません。それでも、だからといって、不当な攻撃を受けながら、その加害者を許す必要はないのです。加害者が、他に問題を抱えて過敏になっていたことなど、あなたには何の関係もありません。
 どのような相手にも、愛と微笑みを贈れる人など、一人もいないことでしょう。微笑みは、あなたに微笑みをくれる人に、返せばいいのです。全ての人を許さねばならないと思う以前に、許せない自分を受け入れ、慰めてあげましょう。
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テーマ: 癒し・ヒーリング | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 認知と癒し

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