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抑圧された子供

 成長期を過ごした環境は、その後の人格形成に影響を与えます。養育者から干渉され、否定され続けて育った人は、のびのびとした自尊心が育ちません。どこにも安心できる居場所がなかったのですから。
 気の進まないこと、嫌なことでも、しつこく親から要求され、抵抗できず、ハイハイと返事する癖がついてしまうと、成長した後も、人からの無理な頼まれごとにも、条件反射的に受け入れてしまいます。引き受けた後で後悔し、何故、ハイと返事したのだろうと自問すると、よく考える暇もなく、相手の勢いに流されるように受けてしまっていたと気付きます。

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もう一つの理由として、抑圧されてきた子供は、常に周囲に受け入れられる自分でいようと、張り詰めた精神で気遣いをしています。その笑顔も「ハイ」も演出であって、真意ではありません。子供のころ、死にたくなるほど、疎外されたり、否定されたり、暴言を浴びてきたので、これからは好かれる自分でいようと、常に自己演出しているのです。
 明るいキャラを演出し、他人の欲求を受け入れ、自らの欲求を封じ込め続けていると、激しい葛藤に苦しむようになります。不調が体に出ることもあるでしょう。やがて、相手の存在そのものが負担になり、絶縁にも至ります。
 はっきりとNOという勇気を持つことが大切ですが、それには相手に媚びない姿勢が必要です。これまで、いじめられ役のスケープゴートだったから、好かれることによってそこから脱却したいというその想いが、人を都合よく利用して、自分が楽をしようと言う類の身勝手な人たちを引き寄せているのです。
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