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アンフェアな関係

 誰かがあなたに対して、微笑みを絶やさず、いつもあなたの言い分に賛成し、あなたの雑用を引き受けてくれているとしたら、その人はあなたの関心、好意、協力、支えを求めているのです。まったく期待していない対象に対して、人はそれほど献身的にはなれません。
 誰に対してもそうであるように見える人は、新しい環境に馴染もうと、一生懸命頑張っているのでしょう。その人に対して、誰かが好意を持って接し、ある程度の親密感が生まれれば、その人も徐々に心を開いて、素の自分を見せ始めます。
 ところが、好意を望まれているあなたが、全くその人に関心が無い場合、そういう性格の人なのだと感じるかもしれません。自分の意見を持っていない人のように見えて、苛立つかもしれません。何でも引き受けてくれる都合のいい人と、ついつい頼みごとばかりしてしまうかもしれません。
 相手がそれを引き受けてくれるうちに、それが当たり前になり、ありがたみも感じず、どんどん相手の存在価値は低くなる一方です。他の誰よりも、役に立ってくれているはずなのに。

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愛がないとは、そういうことなのです。相手の期待にも、痛みにも気付けません。もしも、そうしたアンフェアな関係に陥ってしまったら、その関係は遠からず、終焉を迎えることでしょう。
 自分の都合や利益を犠牲にして、相手のために一方的に尽くしている人には、不幸感が募っていきます。では、尽くされるだけの人は幸福なのかといえば、主観的にはそうとは言い切れません。好意や愛情を感じていない人にいくら尽くされても、心のつながりを感じにくいのです。
 理想の相手をどこか遠くに思い描きながら、目の前の相手は、とりあえず便利だから、都合がいいからと利用し続けることになります。そして、まだ足りないと、不満をこぼすのです。愛のない相手には、感謝もわかないので、不足感ばかり感じるのです。好意を示してくれる相手に、好意を返せないなら、その人を便利に使うのは、不誠実なことです。
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