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怒りを表現する

 腹が立っているのに、何も言い返せない。黙って、我慢している。表面上は気にしていないようにふるまい、何も言わない、ということはありませんか?
 怒りを見せないと、自分の我慢の限界が、相手に伝わりません。相手は、同様の言動を繰り返すことになります。黙っているということは、そうしてもいいという許可を与えているようなものです。
 ところが、黙っている人は、そうは考えていません。「こんなことを言われれば、あんな態度を取られれば、誰だって腹が立つに決まっている。そんなことは解りきっているのに、なぜ、あの人はあんな態度を取りつづけるのだろう?」と、傷つけてくる自己中心的で無神経な相手が、全く理解できないのです。
 そして、一人悶々とストレスを溜めこみます。その吐け口として、身近にいる相手に八つ当たりし、自らがモラハラ加害者になってしまうこともあります。それすらもできないと、やがて無気力になり、抑うつに陥ってしまう人もいることでしょう。

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怒りを表わせない人は、「怒ることは悪いことだ」という価値観を持っています。また、相手との人間関係を壊したくないという気遣いもあります。こちらが怒りを表すと、相手を不快にさせ、その結果、相手との関係に修復しがたいヒビが入ってしまうと思い、我慢してしまうのです。職場の場合は、失業への不安もあることでしょう。
 また、喧嘩や怒りを表す経験の乏しい人は、内心烈火のような激怒を感じていても、どう出していいのか解りません。すると、相手から攻撃された瞬間、瞬時に返せず、フリーズしてしまうのです。怒りのあまりに、固まってしまうのです。
 怒りを示す目的は、自分が傷つていてること、不快であることを相手に伝えることです。怒れない人は、何も言わずひたすら耐え、限界を越えてうつ状態になると、捨て台詞一つ残さず、黙って去っていきます。そうした状態になってもまだ、後後に、悪い評判を残したくない、等と人目を気にするところがあります。
 大きすぎる怒りは、自分のコントロールを越えてしまいます。できれば、怒りは、限界に達した感情をぶつける形ではなく、余裕をもって演出したいものです。
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カテゴリ: 認知と癒し

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