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良心が未発達な人

 共感とは、他者の感情を感知する能力です。この能力があるからこそ、相手に感情移入し、同情を感じます。相手に痛みを与えるような言動を慎むことも、自然にできるのです。良心は、この他者の痛みを感ずる能力から生まれます。
 利他的な脳は、側頭葉と頭頂葉が接する領域に、灰白質がより多くあると言われています。この領域に損傷を受けたり、未発達であると、道徳的判断に影響が出ると考えられています。

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 そうした人たちは、単に他者に愛情や良心を持ちにくいというだけでなく、感情そのものが希薄で表面的である傾向があります。「深い悲しみ」や「情念」といった言葉を知っていても、それがどういうものであるか、経験したことがないのです。感情によって結びつく他者との絆を、持つことができないといえるかもしれません。
 周囲の人には、毎日接していても、どこか感情的には遠く、意思疎通が取りづらく、相手にとって自分は友人ではないのだと感じることでしょう。対人関係は表面的で、淡白です。人も、物と同じように、古くなれば新しいものに取り替えればいい、くらいの感覚かもしれません。便利なものには多少執着があっても、相手の人生を思いやるような愛着は感じません。そこから、自分の本能や欲望のままに行動し、親しい相手に対しても、相手の損失に頓着しない傾向も生まれます。
 
 感情が希薄な人は、日常の経験に、情緒が揺さぶられることがありません。そのため、退屈しやすく、いつも強い刺激を求めています。後先考えず思いつきで、衝動的に行動することも多いことでしょう。
 小さな嘘も日常的ですが、衝動的に口にした約束を、気が変わって果たさないことも多々含まれています。自分のとった行動が、相手にどういう印象を与えるかを考えず、常に衝動が優先されるからと考えられます
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カテゴリ: 発達障害の周辺

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