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理想化とこき下ろし

 境界型パーソナリティの人は、自分を受け入れてくれそうな人だと感じると、急速に接近しようとします。自分を現状から救ってくれる救世主のような人、理解し愛情で包んでくれる人と、勝手に理想化し、依存してしまうのです。
 相手からすれば、よく知りもしない人が、急速にどんどん近づいてくる、それも依存という形で寄ってこられるのは、不可解で、迷惑も感じることでしょう。
 自分が期待していたような保護や世話、愛情を相手が与えてくれない時には、勝手な期待は激怒に変わりやすくなります。相手を罵倒する長文メールを、送りつけるといった行動にも出やすいものです。
 優しくて、理想の人と感じていたその相手が、一転して最低な人間になってしまいます。衝動的に、口汚く罵ったり、相手の人格や生き方、価値観まで完全に否定します。
 よく知らない相手から、生き方を完全否定されたら、相手も憤慨することでしょう。事情を知りもしないくせにと、反論したくもなりますが、それよりも、こうした人を相手にしないことを選択する場合も多いことでしょう。

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 このように、理想化とこきおろしを繰り返す人は、次第に孤立します。それまで、頻繁に電話を掛けて愚痴を聞いてもらったり、頼みごとをしていた相手を、突然敵のように攻撃するのですから、当然といえます。
 そのため、周囲から人がいなくなり、ますます孤独感にさいなまれるようになっていきます。寂しいから、構ってくれないと相手に噛みつき、ますます寂しくなっていくのです。

 外面は良く、家族やパートナーにだけ暴言、暴力を働くドメスティック・バイオレンス。この人は解ってくれると思っていたのに解ってくれない、自分の思い通りにならない、そうした甘えが翻って攻撃性となっています。
 相手への依存と期待が大きいと、相手を受け入れ、愛情を注ぐことが難しいのです。
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テーマ: 発達障害 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 発達障害の周辺

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